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肩冷えで関節が硬くなる恐怖【実は脳梗塞あるある】作業療法士が解説&解決

やまざき

【介護相談×作業療法士】 回復期→急性期→訪問リハビリ→老健→デイケア→独立。情報量が人を救う。在宅介護を無理なく継続するには、上手く情報収集するための情報源。『できるんです!』行動に変化起こす介護サポート。

朝、体が痛くて目が覚める こんな経験ありませんか?

冬になると特に、首や肩や肩甲骨けんこうこつの周りなど関節がかたくなることがあります。

布団をしっかり肩までかけて寝ても、睡眠中に打つ寝返りで知らないうちに布団がずれている。そして、明け方に「さむっ」目が覚める。日常茶飯事です。。。

 

体が痛くなったり、朝イチの関節の硬さは、肩冷えが原因のことがあります。今回は、肩冷え防止グッズとして、寝るときの安眠アイテムを紹介。特に脳梗塞や高齢の人に注意してほしいポイントも加えて、在宅介護の相談を受けているリハビリ作業療法士が解説していきます。

 

本記事の内容

  • 肩冷えで体がかたくなる理由
  • 脳梗塞後あるある
  • 今晩からできる肩冷え対策
  • NGな肩冷え対策
  • それでもダメならコレ!

 

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肩冷えで体がかたくなる理由

 

雪が降るような寒い朝には、誰だって体がちぢこまります。知らない間に、肩をもちあげて、首を見せないような姿勢になってませんか?

これ、首にある大きな血管を守って、脳へいく血液を冷やさないように、本能的にしている動作なんです。外気に接する面積を減らして、体内の熱が外へ逃げ出ないようにしているんですね。

さらに寒さを感じると血管は収縮し、血流量を減らすことによって体温が下がることを防ぎます。筋肉への血流量も低下して、結果、筋肉が硬くなるというわけです。

 

結論:布団から出ている肩や首を守ることで、肩冷えが原因で起こる痛みや関節の硬さは防げる!

 

 

 

脳梗塞でよくある肩冷え事情

作業療法士として病院・施設・在宅で働いていると、担当の6割ほどが脳梗塞の人でした。退院してからも在宅生活の状況を聞くことが多かったので、いろんな悩みを相談されます。

先日、こんなご相談を受けました。

脳梗塞を発症して1年目の男性。初めての冬を迎えました。

 

布団から出てすぐは体が思うように動かなくて・・・

麻痺(まひ)が強くなったようで朝起きるのが怖いんだよ。

 

リハビリ
リハビリ

それ、脳梗塞後あるあるです。ちょっとした工夫でラクになるかもです!

 

脳梗塞既往歴きおうれきがある人の約8割に、この症状が見られます。

『朝の関節のこわばり』というと、リウマチ症状を思い浮かべます。脳梗塞の場合は、また違う理由で冬の朝だけこわばりを感じることがあるんです。

 

自分だけじゃなかったんだ

 

 

「冬になると体がこわばる」は脳梗塞後あるある

「冬になると体がこわばる」

肩が冷えると全身が固まったように感じます。特に脳梗塞などで運動麻痺があり、腕を動かす機会が少なくなっていると、血流不良により筋肉の柔軟性が低下。その結果、体が前日よりも固くなったように感じます。

脳梗塞の人の場合、起床して数時間すると「あれ?体が軽くなってる!」と変化に気づきます。これは着替えたり、移動したり、動いている間に血の巡りがよくなり筋肉が柔らかくなるためです。朝よりも夕方の方が、麻痺があっても動きが滑らかなのはこれが理由です。

 

つまり!リハビリでは血流をよくするためにも、マッサージだけでなく、たくさん関節を動かしたり、物を持ったりする動きがいいってことですね!

リハビリ
リハビリ

マッサージはもはやリハビリではありませんから!

【 オススメ記事 】動作一つにしても、リハビリの観点から工夫が必要。

チャック開閉を片手だけでするのは勿体ない!

 

 

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今晩からできる肩冷え対策

とにかく肩を冷やさない工夫をする!

 

湯舟に肩まで浸かって全身の血流をよくする

手っ取り早い対策は、全身を温めて血行を良くすること。これに尽きます。

日本人の風呂文化

日本人といえば、就寝前にお風呂に入って浴槽に浸かる風呂文化があります。

古いデーターになりますが2004年の入浴世論調査では、30代の約80%が毎日浴槽に浸かるのに対して、60代から70%と低下します。地域別でみると北海道や北陸で毎日入浴する人の割合は40%台にまで低下。

寒い冬場は、「寒い」「めんどくさい」「もったいない」などの理由で、お湯を沸かしてまで浴槽に浸かる人が少ないようです。

入浴介護が必要だと

脳梗塞認知症などで、入浴する際に介助を必要とする場合もあります。在宅介護を行っていると、お風呂はデイサービスで済ませる人も多いです。

そんな人は、次の対策へ

 

寝具の工夫や電機毛布を使用する

家に電気毛布があるのに使ってない人は、今晩使ってみてください。全身が温まると肩もラクになります。

私が関わった患者さんの、10人に7人が「気合で乗り切る」という理由で、電気毛布や暖房器具などを夜間に使用していませんでした。

 

パジャマを暖かいものにする

寝返りがしずらい、夜間トイレでズボンの上げ下げが大変などの理由で、薄手のパジャマを使用している人もいます。少し暖めの生地を選ぶと、肩も冷えにくくなりますよ。

 

タオルを首元にかける

実際に患者さんがしている方法で多いのが、布団から出る首元にタオルをかける方法。

これは効果てきめんです!ただ、背中のほうにまでタオルを押し込むと寝返りで首が締まるので十分に注意してください。

 

オススメしない肩冷え対策

中には間違った方法で、悪循環を引き起こしていることがあります。

カイロを使用

寝るときにカイロを使用している人は、今すぐやめましょう。

カイロ販売会社のホームページにも、商品袋の裏面にも、「就寝時は低温やけどしやすいので、使用しないでください」「ふとんの中や暖房器具の併用は高温になりますので、使用しないでください」と明記されています。

背中に貼って上向きで寝ていると、自分の体の重さでカイロに押しあてている間に、低温ヤケドをしていることがあるので注意が必要です。

ヒートテックなどを着て寝る

寝ていある間に、人間はコップ2杯分(500ml)もの汗をかいています。ヒートテックなどの保温性のある服を着て寝ることで、こもった熱を発散させることができずに寝苦しくなります。最悪の場合、冬でも熱中症になることもあるので気を付けてください。

 

 

日頃からできる肩冷えの予防策

肩冷えの原因は、筋肉などの緊張や血行不良などです。これ以上、寝ている間に状態悪化させないためには、日頃から肩を動かしておくことが予防につながります。

  • 日頃から首から肩にかけてのストレッチをして血流が良い状態を維持する
  • 寒暖の差が生じないように部屋の温度調整を行う

 

 

 

肩冷え対策のオススメ

いろいろご紹介してきましたが、安全面・効率性・実用性を考えるとこちらがオススメです。

 

 

  • 布団や毛布の隙間を埋めるから、肩が冷えず暖かい
  • 袖がなく動きを邪魔せず寝返りもラク
  • 自宅で丸洗いできるので汚れても大丈夫
  • ボタンではなくマジックテープでとめるため、寝ている時も安心


この寒い冬を乗り切るために、プレゼントとしても喜ばれると思います。

 

 

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