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【ゴミ屋敷】片付けられない心理と解決方法。作業療法士が関わった2件の具体例

部屋の乱れは、心の乱れ
ゴミ屋敷のなかで生活していると、心の疲れも取れないですよね。もう散らかった部屋はうんざり。

 

【ゴミ屋敷】片付けられない心理と解決方法

 

・久しぶりに実家に帰ると、散らかった部屋を見てうんざりする
・片付けたいが、毎日の生活でなかなか掃除ができない
ゴミ屋敷をキレイにするにはどうしたらいいのか

こういった問題にお答えします。

 

本記事の内容

  1. 片付けられない人の特徴
  2. 実際にあったゴミ屋敷事例
  3. どうすれば片付けることが出来るのか

 

 

この記事を書いているのは、

やまざき
やまざき

訪問リハビリや退院前家屋調査などで、100名以上の家を見てきた作業療法士 やまざきです。

 

病院で10年、施設で5年の勤務歴で、ゴミ屋敷と呼ばれるお家に訪問することもありました。そのときに感じたことや、具体的な対応策について解説していきます。

 

2022年2月より、民間初の介護相談×作業療法士【できるんですコンシェルジュ】を立ち上げ。ケアマネージャーさんとの関係性悪化が怖くて話しにくいことや、誰に聞いたいいのか分からない些細な悩み相談まで。

個別相談はこちら

 

 

 

片付けられない人の特徴

片付けられない人の多くは、自分の部屋が散らかっている認識が低い人が多いです。いざ片付けようとしても、何をどうしたらいいのか分からない。必要な物と不要な物の区別が難しいのです。

 

片付けられない人の心理状況

  • いつか使うかも
  • 罪悪感があり捨てられない
  • 物を集めることで欲求を満たす

 

いつかやろう!
一気にやろうとして途中で力尽きる・・・。

 

やっと重い腰を持ち上げて作業にとりかかっても、部屋の隅に積み上げて「はい、おしまい」になりがちです。そして、押入れが少ない、棚を買い足さないといけないなど、収納スペースが足りないことを理由にしてしまいます。

 

でもちょっと待ってください。
これは大きな間違い。

 

先ほどもお伝えした通り、そもそも必要なものと不要な物の区別が出来てないことを気づかないといけません。
誰が見てもゴミと判断されるものでも、家の中にあると宝物に見えてしまう深層心理はそう簡単には変えられません。

 

実際にあったゴミ屋敷事例

訪問リハビリや退院前の家屋調査などで、約100名以上を家を見てきました。

 

ケース1:70代男性 一人暮らし

退院前の家屋調査として、救急搬送されてから約5か月ぶりの帰宅。

築40年ほどの戸建て、床板は抜けそうな所もありました。愛犬と長年暮らしていることもあってか、床にはオシッコの跡も。同行したスタッフは「ゴミ屋敷」と言っていましたが、私は患者さんの几帳面さを垣間見ました。

なぜか。それは、出前注文したケ〇タッキーの紙箱が、キレイに50個近く積み重ねられていたから。恐らくこの患者さんは、きれい好きなのだと思います。ただ、勿体ない精神で物が捨てられないだけ。

退院の条件としてハウスクリーニング業者を依頼することとなり、無事自宅退院されました。

 

ケース2:90代女性 旦那さんと息子さんと3人暮らし

訪問リハビリで週1回訪問していた利用者さん。玄関からベッド横まで、至る所に服やビニール袋が散乱。キレイな場所と言ったら、トイレに行くまでの廊下だけ。

週5で訪問看護やヘルパーなどが訪問しますが、まったく恥ずかしがる様子もなく。ソファーに脱ぎ捨てられた服をかき集め、クッション替わりにして腰掛けていらっしゃりました。

恐らくこの利用者さんは、散らかっている認識がないのだと思います。「だってゴハン食べるスペースはあるし」「廊下は歩くのに邪魔だから物をのけてあるし」片付ける必要性を感じていらっしゃらないので、現状維持なのでしょう。

 

 

このように、部屋に物があふれかえっている理由はひとそれぞれです。
ですが、家族としては見過ごせないこともありますよね。

 

どうすれば片付けることが出来るのか

家族が下手に手を出して掃除を始めようものなら喧嘩が始まります。

私も久しぶり実家に帰って、冷蔵庫を開けると賞味期限切れの食材が沢山。毎回のごとく「それ、まだ食べるつもりだったのに!!」と母と喧嘩になります。それでも誰かがしないとゴミ溜めになっていくばかりです。

 

そんな時、ご紹介したケース1の患者さんのことを思い出しました。掃除代行業者には、あまり口出ししていなかったことを。なるほど、掃除代行業者を依頼するのも手だと考えました。

ハウスクリーニングの掃除業者はプロなので、ゴミと必要な物を瞬時に振り分け片付けをしてくれます。

 

ここまで読んでくださった方は、ゴミや物であふれかえった家を何とかしたいけど、どうしたらいいのか一歩踏み出せないのかもです。

でも大丈夫です。第三者の業者さんが来てしまえば、意外と受け入れてくれるものです。ただ、普通に依頼すると「お金がもったいない」「別に困ってない」と拒否されると思います。

 

そんな時は、このセリフ

いつもありがとう。

今年の誕生日は、業者掃除をプレゼントするよ。

満面の笑みで『ありがとう』&『プレゼント』のキーワードを言われて激おこプンプンになる人は少ないのではないでしょうか。

 

上手くいく保障はありませんが、成功確率はあがると思います。

散らかったゴミ屋敷をなんとかしたい!そう思っているなら、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

 

オススメの掃除業者

ゴミ屋敷や遺品整理で出た不用品処分をしている業者は沢山あります。不用品をトラックに詰め込むぐらい出るゴミ屋敷であれば、業者依頼を検討しやすいです。でも、大したゴミの数もない。そんな場合は、このようなあなたの町のハウスクリーニング屋さんが行っているゴミ屋敷片付けプランがおススメです。



ハウスクリーニングがセットになっていない業者も多数あるので、依頼するときには注意が必要です。

 

あなたの町のハウスクリーニング屋さんは、部屋の状況を写メで送ることで簡易見積り依頼が可能。土日・祝は応相談ですが、24時間対応。わざわざ見積やハウスクリーニングのために1日休みを取る必要もなし。

正式な見積金額は、現地にて専門担当者が行うようですが、無料見積もりでOKならそのまま作業をすすめることが可能。

 

1か月前に予約をすると、早期割引で5,000円引きになるそうなので是非。

最短30分でお家まるごとクリーニング【町のハウスクリーニング屋さん】

 

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掃除で出た不用品処分はコチラ

 

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  • この記事を書いた人

やまざき

【介護相談×作業療法士】 誰かの介護解決のキッカケに☆ 『できるんです!』行動に変化をおこすお節介コンシェルジュ 急性期リハ・回復期リハ・訪問リハ・老健・デイケアなどを経験。

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