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リハビリ 施設・病院

老健の実態パート2「老健では病院のようなリハビリは出来ません」ってホント??

やまざき

【介護相談×作業療法士】 回復期→急性期→訪問リハビリ→老健→デイケア→独立。情報量が人を救う。在宅介護を無理なく継続するには、上手く情報収集するための情報源。『できるんです!』行動に変化起こす介護サポート。

介護老人保健施設への入所を考えた時に、一度は言われたことがありませんか?

老健では病院のようなリハビリは出来ません

主治医や老健施設の相談員などから言われることがあります。

この記事のポイント
本当に老健では病院のようなリハビリを受けることは無理なのか。
作業療法士として実際に老健で働いていた立場から解説します。

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老健でも病院並みのリハビリは受けられます!

結論からお話すると、

介護老人保健施設でも、病院と同等のリハビリを受けることは可能です。

ただし!!

担当する理学療法士や作業療法士などのリハビリスタッフの力量によりけり

わかりやすくいうと、これば病院でも同様。

  • どれだけ経験と知識を持っているリハビリスタッフが担当してくれるか
  • 家族や本人とリハビリスタッフが目標共有ができるか

これらの要素がリハビリの質に大きな差を生じさせます。

つまり老健リハビリの質は、個々のセラピストの質

老健でのリハビリの質は、担当セラピストの質とも言えます。

施設に3人のリハビリスタッフがいたとしましょう。

Aさんは、急性期の病院で技術や知識をみっちり学び機能回復リハビリに関してはベテラン

Bさんは、新卒で老健に入職し、10年目の生活リハビリに関してはベテラン

Cさんは、病院勤務が嫌で老健に就職した笑顔が素敵な2年目の新人

あなたなら、どんなセラピストに担当してもらいたいですか?

脳梗塞や骨折で病院を退院した直後の老健入所であれば、Aさんのような機能訓練に力を入れてくれるセラピストがいいでしょう。

重度の認知症などで問題行動があるができることを一つでも増やしたいのであれば、Bさんのような生活リハビリに重点を置いてくれるセラピストがいいかも知れません。

長期入所をし人間関係を構築したいのであれば、Cさんのような笑顔が素敵で世渡り上手なセラピストが合っているかも知れません。

 一度決まった担当は、そう簡単に変更されることはありません。

 担当セラピストが休みのときに、別のリハビリスタッフがつくこともありますが。

どのセラピストが担当になるかは、運もあります。

ですが、入所前の段階で施設側と目標を共有しておくことで担当セラピストを考慮してもらえることもあります。

目標の共有がリハビリの質を高める

 自宅に帰るためには、手すりを伝ってでも歩けるようにならないと困る!など

絶対的な目標がある場合は、入所前の面談などで要望を伝えてください。

事前にやるべきことが把握できていれば、入所時の判定会などで
「歩くリハビリが必要」=「歩くリハビリが得意な○○さんを担当につけよう」
と考慮することが可能な場合もあります。

しかしながら、その施設に病院勤務経験者であるリハビリスタッフがどの程度所属しているかもわかりません。

絶対お約束できることでもないので、やはり過度な期待は持たずに「老健施設だから高度なリハビリができたらラッキー」ぐらいで思っておいた方がいいかも知れません。

老健ではリハビリを受けられる期間が限られている

初めて老健に入所するときは、【短期集中リハビリテーション】という、「3ヶ月間は集中的にリハビリを行います」というサービスを受けることができるのが、老健施設のメリットの一つです。

逆を返せば、入所後3ヶ月を過ぎるとリハビリ時間が減り、個別性の高いリハビリを受けることが難しくなります。

病院のように、入院期間中に専門的なリハビリを受けられるかというと、老健施設の場合は制約があるんです。

その結果、病院と同等のリハビリを受けられるかというと、少し難しいことになります。

詳しくはコチラ

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まとめ

あなたが抱いていた老健リハビリのイメージと変化しましたか?

「老健では病院のようなリハビリは受けられません」

この言葉の意味は、リハビリスタッフの質や、実際にリハビリで関わることのできる時間数などを指しているということです。

老健という病院とは異なる介護施設の環境の中で、より病院ような機能回復のためのリハビリを希望する場合には、スタッフ間での目標共有をしっかりしておくことがポイントとなります。

この記事を通して、少しでも老健で受けるリハビリが有意義なものになれば幸いです。

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