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施設・病院

肺炎重症化させないためにタバコを禁煙!どんな未来があなたを待っている?

さて、今回のお題は

タバコを1日2箱吸っていて、最近息が苦しいんだよな・・・

 

最近ちょっと自分の体が不安になってきている方

ご家族やお知り合いの方で、「息が苦しい」と言われている方に向けての情報です。

 

あなた、そのままだとヤバいですよ

ヘビースモーカーの方は、肺癌になるなんてよく聞きますが、実は他にも大変な病気が潜んでいます。将来の行く末を知ったうえで、たばこを吸い続けるのか。どうするのか。

あなた自身が選べばよい人生だと思います。

将来の予測をする参考にしていただければ幸いです。

 

すでに息が苦しくなって辛い方向けにも、どこを受診すればよいのか、どんな治療があるのかなどの情報提供をさせていただきます。

 

 

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たばこを吸い続けたらどうなるか・・・

よく言われるのは、癌・喘息・心筋梗塞などが言われていますが、意外と知らないのが

慢性閉塞性肺疾患(まんせいへいそくせいはいしっかん)】

医療界では【COPD(シーオーピーディー)】と略して呼ばれています。

 

この病気は、

慢性的な気管支炎や肺気腫になっている状態で、常に肺が炎症を起こしている状態になっています。

そしてこの病気になる方は、ほぼ100%がタバコが原因と言われています。

 

症状は徐々に進行するため、普段は異変を感じませんが、労作時(歩いたり、お風呂に入ったり)に息切れや咳・痰がでたりします。

 

動くと息がしんどいので生きた心地がしません。

タバコを1日に2箱も吸うような元気な方が、呼吸が辛くて苦しがるのですから、よっぽどつらいのでしょうね・・・

 

でも、安心してください!!

楽になる方法がります。それが、在宅酸素療法(HOT)です。

これがあれば安心。でも・・・現実は甘くないです。

 

在宅酸素療法を必要とする人

在宅酸素療法の対象疾患は、

  • 高度慢性呼吸不全例(←この中にCOPDが入ります)
  • 肺高血圧症
  • 慢性心不全
  • チアノーゼ型先天性心疾患
  • 重度の群発頭痛

などの患者さんとなっています。

 

もちろんお医者さんの診断に基づき、在宅酸素療法を導入することになります。

 

 

何科を受診したらいよいか

息が苦しい・咳が出るなど風邪症状に似たこともあり、『内科』を受診される方も多いかもしれませんが、より専門的な『呼吸器内科』などを受診されることをおススメします。

 

そして、小さなクリニックなどではなく、スパイロ検査・レントゲンが撮れるなどのある程度の大きい病院に行くことで、早期発見・早期治療を開始してもらえることでしょう。

 

 

在宅酸素療法にかかる費用

酸素吸入が終始必要な状態になると、常に鼻に管をあてて酸素を吸い込むことになります。

つまり家でも外出時でもずーーーーーーっと酸素ボンベと管が付きまとうわけです。

 

その装置や酸素、装置のメンテナンス費などは医療保険の対象となりますので、ご安心ください。

1割負担の方は、毎月8,000円ほど

2割負担の方は、毎月15,000円ほど

3割負担の方は、毎月23,000円ほどがかかります。

 

 

タバコ代だけでは済まない費用

今ってタバコは1箱いくらすんでしょう。

『おれは1箱1000円したって吸うぜ』なんて言っているアナタ。

 

慢性閉塞性肺疾患(COPD)が進行すると、酸素ボンベを購入する費用や病院の受診料など医療費が高くつきます。

さらに酸素を吸っているというだけでは、介護保険を申請しても介護サービスを使用することは不可用でしょう。

もちろん、酸素を吸い続けて体が動かなくなり寝たきり状態になったら、介護保険のサービスも使用できるようになるのでご安心を。

 

『タバコを吸い続ける = 早く寝たきり状態になる』

かもしれないということを覚悟の上で、ご家族に迷惑をかけないうにお願いしますね。

 

 

在宅酸素療法の生活は管と共に

お医者さんの指示にもよりますが、もし終始 酸素吸入が必要となれば、残りの人生はずっと酸素の管と共に歩むことになります。

 

寝るときも、歩く時も、食事の時も、入浴の時も、外出の時も、、、

 

とても親切に書かれているサイトがあったので、こちらに載せておきます。

百聞は一見に如かず

現実から目をそらさずに知っておくだけでも先が楽に感じるかもしれませんよ。

呼吸リハビリ.com

 

最後に、余計なお節介をひとつ

2021年10月現在

タバコ増税に伴いまた値段が上がったようですね。

セブンスターやメビウスなども最大40円の値上がりで、1箱600円ほどするようです。

1日2箱タバコを吸う方で、

600円×2箱×365日=438,000円

 

法律を守って20歳から喫煙を開始し、在宅酸素療法を開始している方が多い70歳まで喫煙を継続したと想定して、

438,000円×50年間=21,900,000円

ローン残高が払えるやん!!

在宅酸素療法を開始すると年間にかかる費用

1か月の(酸素設備費8,000円(1割負担の場合)+ 受診や検査代や薬代5,000円)×12カ月=156,000円

70歳から80歳まで10年間で、

156,000円×10年間=1,560,000円

 

タバコと在宅酸素療法代とで、喫煙人生でかかる費用はざっと22,056,000円ですね。

 

『タバコ吸って死ねるなら本望だ!』と豪語される方にとっては、お安い金額かもしれませんね。

あなたの人生は、あなたしか決められません。

お大事に^^

 

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  • この記事を書いた人

やまざき

【介護相談×作業療法士】 誰かの介護解決のキッカケに☆ 『できるんです!』行動に変化をおこすお節介コンシェルジュ 急性期リハ・回復期リハ・訪問リハ・老健・デイケアなどを経験。

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